進化したハーレーのローライダーとは

ツーリング

1969年に封切りされた「イージー・ライダー」は、今もハーレー愛好家のバイブルになっています。

ハーレーに跨った男たちが、アメリカの大地を颯爽と走る姿は、アメリカに限らず世界中の若者のハートを掴みました。そして、日本においても、チョッパー・カスタムが広く知られていきました。当時はFXスーパーグライドが登場し、ビッグツインでありながらも、スポーツ走行が満喫できるモデルとなっています。FLフレームとスポーツスターXLのサスペンションが組み合わされており、ダイナ・ファミリーにも通じるスタイルが実現されています。この頃、車両デザインを手がけていたのが、2代目社長の息子であるウィリー・Gで、ハーレー初のカフェレーサーモデルXLCRも世に出しています。

さらに進化して生み出されたFXSローライダーは、発売当初から絶大な人気を呼び、史上最大のロングセラーモデルになってます。

ながらくAMFの傘下にあったハーレーですが、そこから脱却することになって開発したのが「エボリューション」です。新設計のエンジンが搭載されており、AMF時代の汚名を返上しました。そして、同時期に誕生した「ツインカム88」と共に飛躍の時代の幕開けとなりました。