進化したハーレーの汎用性モデル

夕暮れツーリング

1985年に登場した新型エンジンのエボルーションは、暗黒時代と言われるAMF傘下時代のショベルヘッドよりも、軽量で耐久性に優れているのが特徴です。同時期に発表されたソフテイルは、フレーム後部がスイングアーム化され、下部にサスペンションが搭載されています。

その後、エボリューションエンジンが搭載されたスポーツスターXLH1100ccが登場し、スポーツスターファミリーとして883ccモデルも販売されました。ハーレーは創業85年を記念して、スプリンガーフォーク搭載のFXSTSを発表しており、古き良き時代を象徴する白頭鷲をあしらったロゴがデザインされました。

90年になると、スタージスとファットボーイが登場し、91年登場のダイナ・デイトナと合わせて、現代にも受け継がれるモデルとなっています。特に、91年のスタージスはブラックアウトの車体デザインが人気を呼び、以降登場の汎用性モデルに大きな影響を及ぼしました。

ハーレーはエボルーションエンジンの成功により、格段に進化しました。そして、環境問題にも配慮したエンジンが開発されるようになり、それがツインカム88で、カムシャフトを2本にしたOHV式が特徴となっています。